読み方 : エルエスエーティーティーアールコマンド

lsattrコマンド【list attribute】

概要

lsattrコマンドとはLinuxで用いられるコマンドの一つで、ファイルシステムに記録されているファイルディレクトリの拡張属性を表示するものである。対応するファイルシステムext2ext3ext4などで、属性の変更にはchattrコマンドを用いる。
lsattrコマンドのイメージ画像

lsattrコマンドが表示する拡張属性とは、通常のパーミッション(所有者・グループ・その他の読み書き実行権限)とは独立して、ファイルシステムが内部で管理する特別な属性である。構文は「lsattr [オプション] [パス]」で、パスを省略するとカレントディレクトリが対象となる。

出力では各ファイル名の前に属性の状態が並び、属性がオンであれば対応するアルファベットが、オフであればハイフン「-」が表示される。主なオプションとして、下位ディレクトリ再帰的に調査する「-R」や、ディレクトリ自身の属性を表示する「-d」などがある。

確認できる属性としては、追記のみを許可する「a」、変更・削除を禁止する「i」、アクセス日時(atime)の更新を抑止する「A」、データをディスクへ即時反映する「S」、ディレクトリの同期更新を行う「D」、ダンプ対象外とする「d」、安全な削除を行う「s」、ジャーナリングを行う「j」、末尾マージを行わない「t」、ディレクトリ階層のトップとして扱う「T」などがある。

特に「i」属性が付いたファイルroot権限を持つ利用者であっても削除・改名・編集ができず、システム設定ファイルの誤操作防止に利用されることがある。「a」属性はログファイルなどに設定され、既存データの改変を防ぎながら追記のみを許可する用途に使われる。これらの属性はもともとext2向けに実装された仕組みであり、対応状況や動作はファイルシステムごとに異なる。

(2026.6.18更新)
 

主なLinuxコマンド

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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