teeコマンド 【tee command】
コマンドを実行すると結果は標準出力(通常は画面表示)に出力されるが、リダイレクト機能を用いると指定ファイルへの書き出しなど別の場所に出力することができる。その場合、結果は画面には表示されなくなってしまうが、teeコマンドを用いると両方の一度に出力することができる。
基本的な書式は、パイプ(|)機能を用いて「コマンド|tee ファイル名」のように記述する。コマンドの実行結果がteeコマンドに引き渡され、画面表示とファイル名への書き出しを同時に行ってくれる。出力先(ファイル名)はスペース区切りで複数指定でき、すべての出力先に同時に出力してくれる。
ファイルが存在しない場合には新たに作成して結果を書き込むが、ファイルが既に存在する場合、標準では出力内容で上書きするようになっている。ファイルの現在の内容を上書きせずに末尾に出力結果を追記させたい場合は「-a」オプションを指定する。
(2024.7.5更新)