読み方 : ヘッドコマンド

headコマンド【head command】

概要

headコマンドとはLinuxなどのUNIX系OSで標準的に使用されるコマンドの一つで、テキストファイルの先頭部分を表示するもの。特に指定がなければ先頭10行が出力される。長いログファイルや設定ファイルの冒頭だけを素早く確認したい場合などに用いられる。
headコマンドのイメージ画像

基本的な書式は「head ファイル名」で、実行すると指定したファイルの先頭10行が標準出力に表示される。「head ファイル名1 ファイル名2 …」のようにスペース区切りで複数のファイルを指定したり、「head *.txt」のようにワイルドカードで条件に合致するファイルをまとめて指定したりすることもできる。

複数のファイルを指定した場合は、各ファイルの内容の前にファイル名ヘッダとして挿入され、それぞれの先頭部分が順に表示される。ヘッダの表示を抑制して内容のみを出力したいときは「-q」オプションを付ける。逆に、単一ファイルでも強制的にヘッダを表示させたい場合は「-v」オプションを使う。

表示範囲はオプションで変更できる。表示する行数を指定する「-n」、表示するバイト数を指定する「-c」が代表的である。例えば、「head -n 20 ファイル名」とすれば先頭20行、「head -c 100 ファイル名」とすれば先頭100バイト分が出力される。なお「head -5」のような旧来の書式も多くの環境で動作するが、POSIX標準には含まれないため、移植性を重視するシェルスクリプトでは「-n」を明示するのが一般的である。

headコマンドはファイルだけでなく標準入力からもデータを受け取れるため、「コマンド名 | head」のようにパイプを介して他のコマンドの出力結果の先頭部分だけを確認する使い方も普及している。ファイルの末尾部分を表示するtailコマンドパイプでつなぐことで、ファイルの特定範囲の行だけを取り出すといった操作も可能である。ファイル全体を表示したい場合はcatコマンドlessコマンドが用いられる。

(2026.6.18更新)
 

主なLinuxコマンド

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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