chattrコマンド 【change attribute】

概要

chattrコマンド(change attribute)とは、主にLinuxで用いられるコマンドの一つで、一部のファイルシステムに記録されている拡張属性を変更するもの。属性を表示するにはlsattrコマンドを用いる。

ファイルシステムext2や後継のext3ext4にはファイルごとに「削除不可」などの拡張属性(attribute)が設定されており、chattrコマンドはこれを変更することができる。構文は「chattr オプション 属性 ファイル名」で、「+属性」ならオンに、「-属性」ならオフに変更する。

主な属性として「a」(追記のみ可)、「c」(ファイル圧縮)、「d」(ダンプしない)、「i」(変更不可)、「j」(ジャーナリングを行う)、「s」(安全な削除)、「t」(末尾をマージしない)、「u」(削除不可)、「A」(アクセス日時 atime を更新しない)、「D」(ディレクトリの同期更新)、「S」(同期更新)、「T」(ディレクトリ階層のトップとして扱う)などがある。

(2023.11.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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