cdコマンド 【change directory】 cd command
概要
cdコマンド(change directory)とは、LinuxなどのUNIX系OSやWindowsで標準的に使用されるコマンドの一つで、現在位置にあたるカレントディレクトリを指定したディレクトリに変更するもの。WindowsのコマンドプロンプトやLinuxなどのシェルでは文字による対話的な操作を行うことができるが、ファイルシステム内での現在地にあたる「カレントディレクトリ」(currecnt directory)が設定され、特に指定がなければその中から操作対象のファイルやディレクトリが選択される。
cdコマンドはカレントディレクトリを指定するコマンドで、「cd パス」で指定したパスの位置にあるディレクトリがカレントとなる。ファイル操作などのコマンドを実行する際、単にファイル名やディレクトリ名を指定すると、所在位置としてカレントディレクトリが指定されたものとみなされる。
「cd C:¥Windows」(Windowsの場合)あるいは「cd /etc」(UNIX系OSの場合)のように絶対パスを指定することも、「cd ./temp」のようにカレントディレクトリからの相対パスで指定することもできる。相対指定の場合には「.」が現在地、「..」が現在地の親ディレクトリを表す。「cd ..」なら親ディレクトリに移動し、「cd ../temp」なら現在地の親ディレクトリにある「temp」ディレクトリに移動する。
(2023.10.31更新)