psコマンド 【process status】

概要

psコマンド(process status)とは、主にLinuxなどのUNIX系OSで標準的に使用されるコマンドの一つで、実行中のプロセスについての情報を一覧表示するもの。

特に引数などはなく「ps オプション」という書式で実行する。現在実行中のプロセスについて、実行しているユーザー、プロセスID(PID)、親プロセスのPID、CPUの使用状況、開始時刻、起動した端末、現在までの実行時間、プログラムファイルの位置などを一覧表示する。

主なオプションとして、端末から実行している全ユーザーのプロセスを表示する「a」、端末を持たないデーモンなどを表示する「x」、すべてのプロセスを表示する「-e」、プロセスの親子関係に従って階層表示する「f」、省略せずにすべての情報を表示する「-l」などがある。

様々なUNIX系OSへの移植を繰り返してきた歴史的経緯から、オプションの指定書式にはハイフン「-」が付くものと付かないものがある。ハイフンあり同士、なし同士はまとめて「ps ax」「ps -el」のように続けて書くことができるが、混在する場合は「ps -e a」のように分けて指定する。

(2024.3.14更新)

主なOSコマンド