lnコマンド 【link command】

概要

lnコマンド(link command)とは、主にLinuxなどのUNIX系OSで標準的に使用されるコマンドの一つで、ファイルへのリンク(ハードリンクあるいはシンボリックリンク)を作成するもの。

ファイルシステムにおけるリンクとはファイルに付けることができる別名で、ファイルが本来ある場所(パス)とは別の場所に置くことができる。リンクを指定して操作をうと、自動的にリンクが指し示しているファイルを操作することができる。Windowsでは「ショートカット」、macOSでは「エイリアス」という。

lnコマンドはファイルからリンクを作成するコマンドで、基本的な書式は「ln オプション ファイル名 リンク名」である。オプションを指定しなければハードリンクが作成されるが、「-s」オプションでシンボリックリンクソフトリンク)を作成できる。ファイル名に代えてディレクトリ名を指定すればディレクトリへのリンクが作成される。

(2023.11.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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