読み方 : ナイスコマンド
niceコマンド
実行優先度はnice値として-20から19の整数で表される。値が小さいほど優先度が高く、値が大きいほど優先度は低い。通常のプロセスのnice値は0であり、オプションを省略してniceコマンドを実行した場合はnice値10で起動される。
任意のnice値を指定する場合は「-n」オプションを付加し、「nice -n nice値 コマンド」として実行する。ただし、負の値を指定して優先度を通常より高くする操作は管理者(rootユーザー)のみに許可されており、一般利用者が設定できるのは優先度を下げる方向に限られる。これはCPU資源が特定のプロセスに過剰に集中することを防ぐための制限である。
オペレーティングシステム(OS)のプロセススケジューラはnice値を参照してCPU時間を各プロセスに配分するため、nice値を高く設定すると、そのプロセスはCPUの使用権を他のプロセスに譲りやすくなる。バックアップ処理や動画のエンコードなど、完了までに長時間を要するが即時性を問わない処理の優先度を下げておくことで、対話的な操作や重要な処理への影響を抑えながら並行して実行できる。
現在稼働中のプロセスのnice値はpsコマンドやtopコマンドで確認できる。niceコマンドは起動時の優先度を指定するものであり、実行中のプロセスのnice値を後から変更する場合はreniceコマンドを使用する。なお、“nice” の由来は英語の形容詞で、「良い」という意味の他に「親切な」という意味があり、優先度の低いプロセスがしょっちゅう他のプロセスにCPU利用権を譲る様子を親切な振る舞いになぞらえたものとされる。
主なLinuxコマンド
| コマンド |
機能 |
| ls | ファイル/ディレクトリの一覧表示 |
| cd | カレントディレクトリ変更 |
| pwd | カレントディレクトリを表示 |
| mkdir | ディレクトリ作成 |
| cp | ファイル/ディレクトリをコピー |
| mv | ファイル/ディレクトリを移動/改名 |
| rm | ファイル/ディレクトリの削除 |
| ln | ファイル/ディレクトリのリンク操作 |
| find | ファイル/ディレクトリの検索 |
| ln | ストレージの記録内容を丸ごとコピー |
| touch | ファイル/ディレクトリのタイムスタンプ変更 |
| lsattr | ファイル/ディレクトリの拡張属性表示 |
| chattr | ファイル/ディレクトリの拡張属性変更 |
| chmod | ファイル/ディレクトリのパーミッション変更 |
| umask | デフォルトのパーミッションを変更 |
| chown | ファイル/ディレクトリの所有者変更 |
| chroot | ファイルシステムのルートディレクトリ変更 |
| fsck | ファイルシステムのエラーチェック |
| mkfs | デバイスにファイルシステムを作成 |
| df | ストレージの空き領域表示 |
| du | ディレクトリの占有容量を表示 |
| echo | 指定文字列を表示 |
| cat | 入力を標準出力へ(ファイルの画面表示) |
| less | スクロールを一画面ずつ停止 |
| more | スクロールを一画面ずつ停止 |
| head | ファイルの先頭を表示 |
| tail | ファイルの末尾を表示 |
| wc | ファイルの行数、文字数、単語数をカウント |
| diff | 2つのファイルの差分を表示 |
| grep | ファイルを正規表現で検索 |
| sed | テキストデータを編集 |
| awk | テキストデータを編集 |
| vi | テキストエディタを起動 |
| ip | 様々なネットワーク設定を確認・変更 |
| ifconfig | ネットワーク設定表示/操作 |
| netstat | ネットワーク統計情報表示 |
| ss | ポート/ソケットの状態を表示 |
| arp | IPアドレスとMACアドレスの対応関係を管理 |
| nslookup | IPアドレスとドメイン名の変換 |
| dig | DNS情報を調査 |
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