ファビコン 【favicon】 favicon.ico
ブックマークには利用者がよく使うサイトやページのURLを登録でき、一覧から指定するだけですぐに開くことができるようになる。一覧にはサイト名やページタイトル、URLなどが表示されるが、どこにどのサイトがあるか一目で分かるよう、項目の先頭にサイト側が指定した小さなアイコンを表示させることができ、これをファビコンという。
もとはInternet Explorerの機能の一つで、16×16ピクセルのWindowsビットマップファイル(ICO形式)を作成し「favicon.ico」というファイル名でWebサイトのトップ階層(ルートディレクトリ)に置いておくとブラウザが自動的に取得するという仕様だった。
現在では仕様が拡張され、WebページのHTMLファイルにlinkタグを用いて <link rel=“icon” type=“image/png” href=“/favicon.png”> のようにファイル名や所在、データ形式を詳細に指定できるようになっている。ファイル形式もICOに限らずPNGやSVGなどを使うことができる。
一方、iPhone(などのiOSデバイス)やAndroid端末ではホーム画面にWebサイトをアプリのように登録することができ、アプリを開くのと同じようにWebサイトを開くことができる機能がある。標準ではアイコン画像としてWebサイトのキャプチャ画像が使われるが、「apple-touch-icon」(アップルタッチアイコン)あるいは「Webクリップアイコン」と呼ばれる画像を指定することによりファビコンのようにサイト側が用意した画像をアイコン表示させることができる。
(2021.12.8更新)