パディング 【padding】
概要
パディング(padding)とは、詰め物、水増し、埋草などの意味を持つ英単語。ITの分野では、表示要素の内側に設けられた余白や、データを一定の長さに整形するため前後に挿入される無意味なデータなどをこのように呼ぶ。データのパディング
プログラミングやネットワーク通信などで、データを固定長として扱いたいときに、短いデータの前や後に無意味なデータを追加して長さを合わせる処理のことをパディングという。特に、足りない桁数だけ「0」を追加して長さを合わせることを「ゼロパディング」(zero padding)という。
デザインのパディング
文書編集ソフトやWebページなどでは、表示要素の内側に設ける余白部分のことをパディングという。枠線(要素の境界)からテキストなどの内部の表示要素の外周までの距離を表し、表示設定やスタイルシート(CSS)などで任意の値に設定できるようになっていることが多い。一方、境界の外側の余白(他の要素との距離)のことは「マージン」(margin)という。
(2019.6.28更新)