パディング 【padding】

概要

パディング(padding)とは、詰め物、水増し、埋草などの意味を持つ英単語。ITの分野では、表示要素の内側に設けられた余白や、データを一定の長さに整形するため前後に挿入される無意味なデータなどをこのように呼ぶ。

データのパディング

プログラミングネットワーク通信などで、データ固定長として扱いたいときに、短いデータの前や後に無意味なデータを追加して長さを合わせる処理のことをパディングという。特に、足りない桁数だけ「0」を追加して長さを合わせることを「ゼロパディング」(zero padding)という。

デザインのパディング

文書編集ソフトWebページなどでは、表示要素の内側に設ける余白部分のことをパディングという。枠線(要素の境界)からテキストなどの内部の表示要素の外周までの距離を表し、表示設定やスタイルシートCSS)などで任意のに設定できるようになっていることが多い。一方、境界の外側の余白(他の要素との距離)のことは「マージン」(margin)という。

(2019.6.28更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる