Altキー 【Alternate Key】 オルトキー / アルトキー / オルタネートキー
概要
Altキー(Alternate Key)とは、キーボードの修飾キー(特殊キー)の一つで、キー上面(キートップ)に「Alt」「⎇:」などと刻印されたもの。一般的なキー配列ではキーボードの最下段、スペースキーの両脇などに二つ配置されていることが多い。通常は単独で使用することは少なく、Altキーを押しながら他のキーを押すことで文字や機能を変更する「修飾キー」(modifier key)として用いることが多い。ソフトウェアの機能を呼び出すショートカットキー(ホットキー/キーボードショートカット)操作のために使用することが多く、CtrlキーやShiftキーなどと組み合わせることもある。
使用法はソフトウェアごとに異なるが、慣用的に広まっている共通の操作もある。Windowsの場合、単独で押すとそのウィンドウのメニューバーを選択状態にして、矢印キーやEnterキーなどでメニュー操作をできるようにする。Alt+F4でアプリケーション終了、Alt+Tabでアクティブウィンドウを次に切り替えなどの操作は多くのソフトウェアで共通している。
また、メニューやダイアログなどに「ファイル(F)」「はい(Y)」のように英字に下線が引かれて表示されている場合、Altを押しながら(あるいは押した後に)下線の引かれた英字キーを押すことで、そのラベルをクリックしたのと同じ動作を行なうことができる。
なお、「Alt」の表記から「アルトキー」と呼ぶ人も多いが、これは「交互に入れ替える」などを意味する英動詞「Alternate」(オルタネート)に由来するため、「オルトキー」の方が本来の名称に沿った読み方と言える。
Ctrl+Alt+Delete
いわゆるPC/AT互換機(現代のWindowsパソコン)には伝統的に、Ctrl+Alt+Deleteを同時に押すと強制的に再起動する機能が組み込まれており、オペレーティングシステム(OS)が操作不能になった場合などによく用いられた。
現在のWindowsの仕様では、いきなり再起動するのではなく画面ロックやログオフ(サインアウト)、タスクマネージャー起動などを選択できるシステムメニューが表示される。コンピュータを強制終了させる操作として広く一般に認知されたため、キャンセルや停止、終了、廃止、廃棄などを表す隠語として使われることがある。