ラップ 【wrap】 ラッピング / wrapping / ラップする
概要
ラップ(wrap)とは、くるむ(もの)、包む(もの)、包装紙、終了(する)、完了(する)、終える、などの意味を持つ英単語。外来語としては音楽のジャンルなどを表すラップ(lap)と同音異義語だが、英語では綴りも発音も異なる。プログラミングの分野で、あるクラスや関数、データ型などが提供する機能やデータを含み、別の形で提供することを「ラップする」あるいは「ラッピング」という場合がある。そのようにして用意されたクラスや関数などのことを「ラッパー」(wrapper)という。元の機能を包み、覆い隠す役割を果たすためにこのように呼ばれる。
文書などの文字配置で、指定された領域に文字を収めるため、文や単語を途中で次行に折り返すことを “word wrap” (単語の次行への折り返し)、“line wrap” (行の折り返し)などという。これを反映して、ソフトウェアの設定やHTML、CSSなどの仕様では単語の折り返しや改行などのことを “wrap” と表現する場合がある。
(2019.4.4更新)