ブレークポイント【break point】
ブレークポイントとは?
コンピュータプログラムを実行する際に、開発者の指示で強制的に実行を一旦停止する箇所のこと。プログラムのデバッグ時に設定されるもので、実行中のプログラムの状態を確認し、不具合の原因などを探るために用いられる。

プログラムは通常、命令を上から順に高速で実行するため、動作中の内部状態を目視で確認することは難しい。ブレークポイントで停止させると、その時点の変数の値やCPU内部のレジスタの内容、関数の呼び出し履歴(コールスタック)などを確認できる。想定外の値が代入されていないか、条件分岐が正しく機能しているかといった確認が可能になる。
停止後は処理を一行ずつ進める「ステップ実行」へ移行できる。関数の内部に入って詳細を追跡する操作と、関数呼び出し単位で処理を進める操作を使い分けることで、不具合の発生箇所を効率よく絞り込める。
指定した行に到達するたびに停止する「命令ブレークポイント」と、特定のメモリ位置へデータが書き込まれた際に停止する「データブレークポイント」(ウォッチポイント)がある。また、設定した条件式が成立したときだけ停止する「条件付きブレークポイント」を備える環境もある。例えば、ループ処理が特定の回数に達したときだけ停止させることで、無駄な中断を避けた効率的な検証が行える。
ブレークポイントはデバッガを通じて利用する。多くの統合開発環境(IDE)にはデバッガが組み込まれており、ソースコードの行番号付近をクリックするだけで簡単にブレークポイントを設定・解除できる。設定箇所は画面上でマーカーなどによって視覚的に示される。