トレーサビリティ 【traceability】

別名 : 追跡可能性トレサビ

概要

トレーサビリティとは、過程や来歴などが追跡可能である状態のこと。一般の外来語としては、消費財や食品などの生産・流通の過程を履歴として統一的に記録し、消費者などが後から確認できること、および、そのような制度やシステムを意味することが多い。
トレーサビリティのイメージ画像

ITの分野では、システム開発などの各工程で制作される様々な文書やプログラムなどについて、対応関係や変更履歴などを記録し、追跡や検証ができる状態をトレーサビリティという。

例えば、要件定義仕様書仕様書ソースコード仕様書とテスト仕様書などの間で、前工程で規定された項目が後工程の成果物に漏れなく反映されているかをチェックできるようにすることなどを指す。

(2019.7.30更新)

他の用語辞典による「トレーサビリティ」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「トレーサビリティ」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平26春 問5】 トレーサビリティに該当する事例として、適切なものはどれか。

▼ 基本情報技術者試験
平24修7 問67】 利害関係者要件の確認において,定義された要件に対して,発生した変更要求の実装までの経過を明らかにできることを表すものはどれか。
平22秋 問65】 利害関係者要件の確認において,定義された要件に対して,発生した変更要求の実装までの経過を明らかにできることを表すものはどれか。