リスク分析 【risk analysis】
事業の遂行などに伴って将来起こりうる悪い出来事やその確率、損害の程度を「リスク」(risk)という。企業などの組織体、あるいはプロジェクトチームなどの集団は、リスクに備え、あるいは対応するために「リスクマネジメント」(risk management)などの活動を行う。
ある事業や業務、プロジェクトなどについて想定される様々なリスクについて、詳細を調べる工程をリスク分析という。事象が生起する可能性(確率や頻度、周期など)の大きさ、実際に生起した際に生じ得る事態や状況、引き起こされる影響や損害、損失の大きさなどを見積もる。
リスク分析に先立って、考えられるリスクを洗い出し、列挙する工程を「リスク特定」という。また、リスク分析の後に、一定の基準に基いて各リスクへの対応・行動の必要性の有無や優先順位を判断・決定する工程を「リスク評価」という。これらの3つの工程を合わせて「リスクアセスメント」(risk assessment)という。
(2023.10.2更新)