API連携 【API integration】 APIインテグレーション
概要
API連携(API integration)とは、複数のソフトウェアがAPIを通して連携し、データや機能を提供し合うこと。アプリケーション間やネットサービス間などで互いのデータや機能を融通し合い、全体で大きな一つのシステムや仕組みを構築することができる。API(Application Programming Interface)とは、あるプログラムが外部に機能を提供するための仕組みで、外部の別のプログラムとやり取りするデータの形式、要求や応答を送受信する手順や方式などを定めている。
あるプログラムが公開しているAPIを通じて外部の別のプログラムが要求を送信すると、処理結果が応答として返却される。外部のプログラムはAPIを提供しているプログラムの内部の実装の詳細などは考慮する必要がなく、APIにより提供されるデータや機能、APIの仕様だけを知っていれば良い。
API連携はオペレーティングシステム(OS)の機能をアプリケーションが利用する際など、同一のシステムやコンピュータ上で動作する複数のプログラム間の連携にも用いられるが、構内ネットワーク(LAN)やインターネットを通じて異なるコンピュータ間、異なるネットサービス間などを繋ぐ仕組みとしても用いられる。
例えば、あるネットサービスのアカウント管理やログインの仕組みに外部サービスとのAPI連携を組み込むことで、大手SNSや大手ネット企業が発行したアカウントをそのサービスのアカウントとして利用できるにすることができる。発行元サービスが公開しているAPIにより利用者の認証や認可の手続きをその都度依頼することで実現する。
(2023.9.26更新)