クロスセル【cross-selling】クロスセリング
概要
クロスセルとは、小売業などにおける販売促進施策の一つで、ある商品の購入を検討している、あるいは購入済みの顧客に対して、関連のある別の商品を勧めること。

家電量販店でスマートフォンのコーナーの脇に充電ケーブルやケースなどの小物を陳列したり、飲食店でメイン料理にサイドメニューや飲料をセットにして販売するといった手法が該当する。
また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで、レジ前に小さなお菓子や乾電池などを置いて「ついで買い」を誘う手法など、購入する製品との関連性が必ずしも存在しない事例もある。
オンラインショップなどで、顧客の嗜好や属性、過去の購入履歴、過去の同種の製品の販売実績などから自動的にお勧めする商品を決定して提示するようなシステムは「リコメンデーション」(recommendation、レコメンデーション)とも呼ばれる。
なお、これに似た販促手法で、ある商品の購入を検討している、あるいは購入済みの顧客に対して、同じ製品カテゴリーの上位モデルや最新モデルを勧めることは「アップセル」(up-selling)という。
(2025.8.2更新)
「クロスセル」の関連用語
他の用語辞典による「クロスセル」の解説 (外部サイト)
- 日経 xTECH ITレポート(キーワード3分間講座)「クロスセリング」
- Web担当者Forum 用語集「クロスセル」
- ITmedia エンタープライズ 情報システム用語事典「クロスセル」
- DAC Solution Service デジタルマーケティング用語集「クロスセル 」
- ホームページの制作・運営に役立つ用語辞典「クロスセル」
- SynergyMarketing マーケティング用語集「クロスセル」
- ボクシルマガジン「クロスセル」
- MarkeZine マーケティング用語集「クロスセル」
- ITパスポート用語辞典「クロスセリング」
- J-marketing.net マーケティング用語集「クロスセリング」
資格試験などの「クロスセル」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平24春 問12】 顧客に対する販売手法のうち、クロスセリングの事例として、適切なものはどれか。