エントリポイント 【entry point】 エントリーポイント

概要

エントリポイント(entry point)とは、コンピュータプログラム実行する際に、一番最初に実行することになっている箇所のこと。プログラミング言語の仕様やオペレーティングシステム(OS)の実行ファイルの形式などで定められている。

実行ファイルのエントリポイント

特定の機種やOS上で直に起動することができる実行可能ファイルのエントリポイントはファイル先頭からのバイト数などの形でファイル先頭の管理領域(ヘッダ)などに記録されていることが多い。OSメモリプログラムを配置する際にこれを読み取って、その位置から実行を開始する。

ソースコードのエントリポイント

プログラミング言語で記述されたソースコードにおけるエントリポイントは言語仕様や言語処理系(コンパイラインタプリタなど)ごとに規定されている。

例えば、C言語の標準的な処理系では「main」という名称の関数(の先頭)がそのプログラムの中で最初に実行されることになっている。多くのスクリプト言語のように、単純に記述順で最も先頭にあるコードをエントリポイントとする場合もある。

(2020.4.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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