ブール型 【bool type】 bool型 / ブーリアン型
ブール型(bool type)とは、プログラミング言語などに用意されているデータ型の一つで、「真」(true)と「偽」(false)の二種類の値だけを取りうるもの。
ブール型の値は条件式や論理演算(ブール演算)の結果を表すことができ、また、ブール型の変数や定数、リテラルをこれらの計算の項として式に含めることもできる。ブール型の変数が利用できることで、例えば複雑な比較の結果をいったん変数に格納し、別の場所で繰り返し参照して処理を行う(その都度同じ比較処理を記述しなくてよい)といったことができるようになる。
ブール型の値に対しては、「かつ」を表す論理和(言語によりAND、&、&&などと表される)、「または」を表す論理積(OR、|、||など)、「ではない」を表す論理否定(NOT、!、~など)、「等しい」を表す同値(=、==など)、「異なる」を表す非同値(!=、<>など)などの演算を適用できる。
リテラルの表記は言語によって異なるが、真は「true」「True」「TRUE」などと、偽は「false」「False」「FALSE」などと表記することが多い。ブール型に相当する値を整数で代用し、0が偽、0以外が真とする言語や処理系もある。
(2018.9.11更新)