Webカメラ 【webcam】 ウェブカメラ

概要

Webカメラ(webcam)とは、パソコンなどに接続し、撮影した映像をリアルタイムに転送・処理することができるビデオカメラ装置。ノートパソコンの多くは画面上部にあらかじめ内蔵している。

USBケーブルなどでコンピュータ本体と接続する単体の機器のほか、ノートパソコンなどの液晶画面上部のフレーム部分に内蔵された装置もある。バッテリーを内蔵し、本体とWi-Fiや独自方式(2.4GHzワイヤレス)などで無線接続する製品もある。

撮影した映像を動画データとしてコンピュータ本体にリアルタイムに転送することができ、テレビ電話(ビデオ通話)やテレビ会議(ビデオ会議)、Web会議、インスタントメッセージングなど、映像による双方向コミュニケーションに用いることが多い。動画配信サービスを用いた自撮り型のライブ配信などにも用いられる。

インターネットなどのIPネットワークに接続する能力を持ち、撮影した映像をWebなどを通じてリアルタイムに配信・公開することができるものは「ライブカメラ」「ネットワークカメラ」「IPカメラ」とも呼ばれる。撮影場所にコンピュータ本体を持ち込む必要がないため、主に防犯や監視のために用いられる。

(2023.3.23更新)

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