オーサリング【authoring】

オーサリングとは?

文字や画像、音声、動画などの素材を組み合わせて一つのデジタルコンテンツやメディア作品を制作する作業。特に、プログラムコードの記述を極力排し、直感的な操作で制作を進める手法を指すことが多い。
オーサリングのイメージ画像

異なる種類の素材データを取り込んで配置・編集し、表示順や再生タイミング、利用者の操作に対する反応などの動作を設定していく。従来はこうした設定にプログラミング言語マークアップ言語によるコード記述が必要であったが、オーサリングはその必要性を極力排した作業を指す。

こうした作業に用いる専用ソフトウェアを「オーサリングソフト」あるいは「オーサリングツール」と呼ぶ。多くはプログラミングの知識がなくても制作できるようマウス操作などで画面上の要素を組み合わせていくように設計されているが、高度な機能に対応するため補助的なスクリプト記述機能を備えたものも多い。

オーサリングツールCD-ROMDVDタイトル制作、Webコンテンツ制作、eラーニング教材制作などの分野で活用されてきた。Adobe DirectorやAdobe Flashなどのツールが一時代を築いたが、現在はWebモバイル向けの制作環境が多様化している。ビジュアルプログラミング言語やノーコードツールローコードツールなどがオーサリングに近い役割を果たす場面も増えている。

なお、映像分野では特有の用法があり、DVDBlu-ray Discの映像ソフトの制作において、映像素材の収集から動画形式の変換、チャプター設定、字幕・テロップの挿入、メニュー画面の作成に至る一連の工程をオーサリングと呼ぶ。完成した素材を再生可能なディスクデータとして統合する工程を指す言葉として定着している。

(2026.6.25更新)

他の辞典等による「オーサリング」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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