読み方 : ピーオーアイ
POI【Point Of Interface】相互接続点
概要
POIとは、異なる通信事業者の回線網同士を相互接続するための物理的な接続点のこと。大手通信事業者の局舎や中継施設内に設置され、各社の通信機器を回線で結ぶことで、事業者の境界を越えた通信の受け渡しを可能にする。事業者間の責任分界点でもある。

POIを境に、各事業者は自社設備の設置や運用、保守、障害対応をそれぞれ担当する。POIはすべての通信施設に設けられるわけではなく、設備投資や運用効率の観点から、通信量の多い主要局舎や大規模な中継施設に集約して配置されることが一般的である。こうしたPOIが設置された拠点の施設を「POIビル」と呼ぶことがある。
接続の形態としては、自前の回線網を持つ大手通信事業者同士が相互接続するものと、アクセス回線を保有する大手事業者と、その回線を借り受けてサービスを提供する事業者との間を結ぶものがある。後者の具体例として、NTT東日本・NTT西日本の局舎内に設けられたインターネットサービスプロバイダ(ISP)との接続点がある。利用者はNTTグループのフレッツ回線を通じて各ISPのインターネット接続サービスを利用しているが、その通信の受け渡しはPOIで行われている。
携帯電話網(移動体通信網)においても同様に、設備を保有する大手携帯電話事業者(キャリア)の局舎とMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)のネットワークを結ぶPOIが設置される。MVNOは自社では無線アクセス網を持たず、このPOIを経由してキャリアの設備と接続することで、認証や課金、サービス制御などを行い、格安SIMなどの通信サービスを利用者に提供している。
(2026.6.10更新)