POI 【Point Of Interface】 相互接続点
概要
POI(Point Of Interface)とは、通信事業者の回線網同士を接続した箇所のこと。大手通信事業者の局舎などにあるもので、ビル内に設置された各社の通信機器同士を回線で結んだ接続点のことを指す。各社の責任分界点でもあり、POIを境にそれぞれの事業者が自社の設備を設置、運用、保守などを担当する。POIはすべての電話局などの施設などにあるわけではなく、事業者の指定した大規模な中継施設などに集中的に設置されることが多い。POIのある拠点施設のことを「POIビル」と呼ぶことがある。
POIには回線網を所有する大手事業者間の接続点だけでなく、末端の利用者へのアクセス回線を所有する大手事業者と、その回線網を経由して通信サービスを提供する事業者の間の接続点などもある。
例えば、NTT東日本・NTT西日本の局舎内に設置された各インターネットサービスプロバイダ(ISP)との接続点や、大手携帯電話事業者(携帯キャリア)の局舎に設置されたMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)との接続点などである。
(2020.7.8更新)