720p 【750p】 HD720
概要
720p(750p)とは、映像の精細さと滑らかさを表す符号の一つで、有効走査線720本、順次走査(プログレッシブスキャン)方式のこと。画素数は1280×720(92万1600)ピクセル、アスペクト比(縦横比)は16:9。フレームレートは通常60fps(あるいは垂直同期周波数59.97Hz)だが、30fpsの場合もある。動画データやアナログ映像信号の画質を規定する仕様の一つである。一般に、いわゆる「HD画質」(High Definition/ハイビジョン)は720pか1080i(走査線1080本のインターレーススキャン)、およびこれらを超える画質のことを指す。
ブラウン管(CRT)などでは総走査線750本となることから「750p」と呼ばれることもある。1280×720ピクセルはディスプレイ装置の画面サイズの通称としては「WXGA」(Wide XGA)に相当する。D端子はD4以上が720p対応で、HDMIやDVI-D、DisplayPortなどのデジタル出力端子は当初から対応している。
720pはデジタルテレビ放送の諸規格(ISDB/ATSC/DVB)やDVDの動画記録形式の一つとして採用されているほか、デジタルカメラやスマートフォンなどの動画撮影モード(AVCHDなど)や、インターネット上での動画配信などでもよく利用されている。
(2024.3.26更新)