MVNE 【Mobile Virtual Network Enabler】

概要

MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)とは、自社設備を持つ移動体通信事業者(携帯電話キャリア)から回線を借り受けて独自の通信事業をなう「MVNO」(仮想移動体通信事業者)の事業を支援する事業者のこと。

MVNOMobile Virtual Network Operator)は通信事業者の一種で、設備を保有する大手事業者(キャリア)から回線や設備を借り受け、自前のブランド名や料金体系、サービス品目で顧客に通信サービスを提供する。

通信以外の業種の企業が自社のブランドや製品、サービスなどとの連携を打ち出してMVNO事業に乗り出す事例も多いが、通信事業の経験がない企業にとっては参入の敷居が高い。そこで、MVNEはMVNO事業の開始・運用に必要な業務を支援し、通信事業者との交渉、課金システムサービス提供に必要なIT基盤構築運用などをなう。

自らもMVNOとしてサービスを提供している事業者が、その経験やノウハウ、人材を活用して支援をったり、実際のサービス基盤を貸し出したり接続したりすることでMVNEとなっている例も多く、携帯回線の卸売事業者あるいは再販事業者と呼ばれることもある。

(2024.8.20更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる