AVCREC

概要

AVCRECとは、DVDにH.264形式で圧縮された高精細なハイビジョン(HD画質)映像を記録するための記録形式。HDDレコーダーによるデジタル放送の録画などに用いられる。

Blu-ray Discに動画コンテンツを記録するBDAV形式をDVDでも利用できるようにした形式で、動画圧縮にH.264/MPEG-4 AVCを、音声圧縮にはAACやドルビーデジタル、リニアPCMを利用する。BDMVを元に策定されたAVCHDとは互換性がない。

HD解像度（1080/60i）とSD解像度（480/60i）に対応し、画質に応じてHG、HX、HE、HLなどの録画モードが用意されている。高画質で保存したい場合はHGやHXを、画質を犠牲にして長時間記録したい場合はHLなどの低画質モードを選択する。

HDDレコーダーなどのDVDダビング機能などで採用されており、DVD-RやDVD-RW、DVD-RAMなどに記録することができる。デジタル放送は著作権保護技術（DRM）で複製を制限されているため、書き込むDVDメディアはCPRM対応（放送録画用）である必要がある。

(2022.7.29更新)

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この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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