RJ11 【Registered Jack 11】 RJ-11 / テレフォンコネクタ
概要
RJ11(Registered Jack 11)とは、通信ケーブルを機器に繋ぐためのコネクタ形状の一つで、主に(アナログ)電話回線で使われるもの。端子が6ピン(6極)、通信線が2本(2芯)のモジュラー式コネクタ(モジュラージャック)である。ケーブルは2本の金属製の通信線(芯線)を束ねた2線式で、コネクタに6つ並んだピンのうち中央の2つに芯線が接続されている。これは「6P2C」「6極2芯」と表記される。家庭用のアナログ電話などで長年使われてきたコネクタで、光ファイバー回線が一般的になった現在でも、光終端装置と電話機の間の接続に利用されている。
RJ11プラグ(ケーブル側端子)の上部にはプラスチック製のツメがあり、機器側のポート(レセプタクル)に挿入すると「カチッ」という音と共に固定される。ツメを指で抑えれば容易に引き抜くことができるが、単に外から引っ張っただけではケーブルが外れないようになっている。
RJ9
据え置き型電話機の本体と受話器の間を結ぶカールコード(螺旋状に巻かれた通信ケーブル)では、似たコネクタ形状だが一回り小さくピンが4つある「4P2C」(4極2芯)の「RJ9」がよく用いられる。
RJ12/RJ14
コネクタ形状は同じだが芯線が4本ある「6P4C」(6極4芯)型を「RJ14」、芯線が6本ある「6P6C」(6極6芯)型を「RJ12」という。通信と同時に給電したり、複数の回線を収容することができる。
RJ45
似たコネクタ形状だが一回り大きく、芯線もピンも8つ用意されている「8P8C」(8極8芯)型のものは「RJ45」と呼ばれる。LANケーブル(Ethernetケーブル)の標準コネクタ仕様として広く普及している。
(2024.2.1更新)