読み方 : ツースリープルダウン

2-3プルダウン【2-3 pull down】3-2プルダウン

概要

2-3プルダウンとは映画フィルムなど毎秒24コマで記録された映像を、テレビ放送などで用いられる毎秒30フレーム(60フィールド)の映像信号に変換(プルダウン)する手法の一つ。
2-3プルダウンのイメージ画像

日本や北米で長く使われてきたNTSC方式のテレビ放送は映像信号の走査方式に「インターレース方式」を採用しており、1フレーム(1枚の画)は上から奇数番目のラインで構成される「上フィールド」と、偶数番目のラインで構成される「下フィールド」という2枚の半画面に分かれている。

毎秒30フレームは、半分の画像の60フィールドで構成され、映画の毎秒24コマをそのまま当てはめると数が合わない。2-3プルダウンでは、奇数番目のコマに2フィールド(1フレーム)、偶数番目のコマに3フィールド(1.5フレーム)割り当て、この「2・3・2・3…」という繰り返しで60フィールドを作り出す。2コマで5フィールド、すなわち24コマで60フィールドが過不足なく揃う計算になる。

この変換には副作用がある。5フレームに2フレームの割合で、連続する2コマが1フィールドずつ混在した1フレームが生じ、このフレームでは輪郭がぼやけるなど不自然さが残る。コマの表示時間が均等でないため、動きの速いシーンでは映像に周期的な引っかかりが生じることがある。この現象は「テレシネジャダー」と呼ばれ、横移動やパンなど一定の変化があるシーンで目立ちやすい。

(2026.4.23更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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