SLM 【Service Level Management】 サービスレベル管理 / サービスレベルマネジメント
概要
SLM(Service Level Management)とは、通信サービスやITサービスなどで、提供者がサービスの品質について継続的・定期的に点検・検証し、品質を維持および改善する仕組みのこと。サービス品質の目標水準(SLO:Service Level Objective)を定め、サービスを構成するシステムや機材、作業プロセスなどについて、稼働状況や対応状況を継続的に記録し、目標とする水準を維持しているか監視する。問題が発見された場合は改善策を検討し実施する。
対象となる項目はサービスの内容に応じて変わるが、一般的にはシステムの性能や可用性、データ管理、運用体制、サポート体制、セキュリティなどが含まれることが多い。
保証するサービスの品質水準は提供者と利用者の間で事前に文書などの形で合意・契約することがあり、これを「SLA」(Service Level Agreement)という。SLMの検証はSLAで合意した水準を基準に行われ、状況によってはSLAの見直し、再検討などを含む場合もある。
(2020.4.17更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
- 大塚商会 IT用語辞典 「サービス・レベル・マネジメント」
- 日経 xTECH IT基本用語辞典 「サービスレベル・マネジメント」
- ITmedia エンタープライズ 情報システム用語事典 「SLM」
- LMIS ITIL・サービスマネジメント用語集 「サービスレベル管理」
- ITパスポート用語辞典 「SLM」
- Computer Hope (英語) 「SLM」
- WhatIs.com (英語) 「SLM」
- Techopedia (英語) 「Service-Level Management」
- Gartner Information Technology Glossary (英語) 「SLM」
- PC Magazine (英語) 「SLM」