トランスコード 【transcode】 トランスコーディング / transcoding

概要

トランスコード(transcode)とは、あるデータ形式で圧縮符号化された動画データなどを、同じ形式で画素数などの仕様が異なるデータ符号化しなおすこと。

動画や音声などのデータを元の状態(非圧縮データアナログ信号など)に戻して再エンコードするのではなく、直接別の仕様のデータ(異なるビットレートなど)に変換することをこのように呼ぶ。そのような処理をソフトウェアや装置などを「トランスコーダ」(transcoder)という。

例えば、大画面向けの画素数の多い動画を携帯端末など画面の小さい機器向けに縮小してデータ量を削減する際などにわれる。デコードと再エンコードう場合に比べデータ品質の向上や処理時間の短縮が期待できる。

広義には、データデコードして異なるデータ形式で再エンコードする処理を(明示的な指示によらずシステム上で)透過的・自動的にうことを含む場合がある。例えば、動画をネットワークを通じて配信する際に、受信側が対応している形式に自動的に変換して送信するといった処理が該当する。

(2020.5.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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