AVCHD

概要

AVCHDとは、家庭向けデジタルビデオカメラなどで高精細なハイビジョン(HD画質)映像をH.264形式で記録するための規格。2006年にソニーと松下電器産業(当時/現パナソニック)が発表した。

Blu-ray Discに動画データを記録するBDMV形式を様々なメディアで利用できるようにした形式で、動画圧縮にH.264/MPEG-4 AVCを、音声圧縮には最大5.1chサラウンドドルビーデジタルAC-3)かリニアPCMを利用する。

ビデオカメラなどの記録方式として採用されており、従来の録画用フォーマットと異なりハードディスクメモリーカードDVDなどメディアの種類を問わず同じ形式で記録や再生をうことができる。撮影した映像はHDDレコーダーなどのAVCHD対応機器ですぐに再生できる。

当初の規格では対応記録モードHD画質(1080/60i)とSD画質(480/60i)だったが、「AVCHD Lite」で720/60pに、「AVCHD Progressive」で1080/60pに追加で対応した。MVC方式の3D動画に対応した「AVCHD 3D」などの拡張仕様もある。BDAVを元にした「AVCREC」とは互換性がない。

(2022.7.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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