186発信

概要

186発信とは、電話をかける時に番号の先頭に「186」を付加することで、先方の電話機にこちらの番号を表示させるよう指示する発信方式。

電話サービスには発信者の電話番号を受信者に通知する機能があり、スマートフォンや「ナンバーディスプレイ」などを有効にしている固定電話に着信があると相手方の番号が表示される。番号は発信者側の契約や操作で非通知とすることもでき、その場合は「非通知」と表示される。

電話会社との契約でこちらの番号を原則として相手方に通知しない設定(通常非通知)を選択している場合、通常の方法で発信すると相手方には「非通知」として着信するが、186発信をうと、その発呼に限って非通知設定を解除し、番号を先方の電話機に表示することができる。

非通知の相手からの着信を自動的に拒否する設定にしている人に電話をかけたいときなどに用いる。なお、契約により常に通知しない設定(常時通知拒否)になっている場合は186発信でも相手方に番号は通知されない。通知したい場合は電話会社に設定変更の手続きをう必要がある。

これとは逆に、原則として番号を通知する設定(通常通知)の利用者が、その発呼に限って番号を通知しない指定方式もあり、先方の番号の先頭に「184」を付加する(184発信)。相手型の電話機には「非通知」として表示される。

(2024.1.24更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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