Bチャネル 【B channel】 Bearer channel
ISDNでは一つの回線を複数のデータの流路に分けてそれぞれ独立に通信することができ、この仮想的な通信路のことを「チャネル」(channel)という。様々なチャネルの規格があるが、最も基本的なものにはデータ通信用の「Bチャネル」と通信制御用の「Dチャネル」で、この組み合わせで回線を構成することが多い。
アナログ電話回線と同じ2線式の銅線ケーブル(メタル回線)を使用する最も基本的な回線構成は「BRI」(Basic Rate Interface)と呼ばれ、2つのBチャネルと1つのDチャネルを組み合わせた「2B+D」と呼ばれる構成が基本となっている。
日本ではNTTグループが一般家庭などに提供していた「INSネット64」などが該当し、一本のBチャネルで音声通話しながらもう一本でインターネットに接続したり、二本のBチャネルを束ねて倍速でインターネット通信を利用するといった使い方ができた。
(2024.4.1更新)