ディジタルアクセス【DA】Digital Access

別名  :DA64/DA128/DA1500/DA6000

概要

ディジタルアクセスとは、NTT東日本・NTT西日本による、同一都道府県内の二地点間を結ぶデジタル専用線サービス。契約者ごとに専用回線が割り当てられ、他の利用者の通信状況に左右されず一定の品質でデータを送受信できる。企業の拠点間接続や金融機関、官公庁などの業務用通信に利用された。
ディジタルアクセスのイメージ画像

回線の種類と通信速度によって4つのサービスに分かれる。メタル回線(銅線ケーブル)を使用するものとして最高64kbpsの「ディジタルアクセス64」(DA64)と最高128kbpsの「ディジタルアクセス128」(DA128)があり、光ファイバー回線を使用するものとして最高1.5Mbpsの「ディジタルアクセス1500」(DA1500)と最高6Mbpsの「ディジタルアクセス6000」(DA6000)がある。

月額料金は通信速度と二地点間の距離に応じて異なる。保守グレードとして、日中のみ修理対応の「タイプ1」と24時間対応の「タイプ2」から選択でき、料金にも反映される。都道府県をまたぐ接続にはNTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)の「ディジタルリーチ」が対応する。

回線交換を用いたダイヤルアップ接続とは異なり常時接続であるため、発着信の操作を必要とせず、安定した通信環境を維持できる。専用の物理回線を占有するため、暗号化を施さなくても通信内容が外部に漏れるリスクが低く、セキュリティ面でも信頼性が高い。POSシステムATM、遠隔監視装置など、通信量は少なくても安定した接続が求められる用途でも広く使われた。

IP-VPN広域イーサネットなどが十分に普及していなかった1990年代後半から2000年代前半にかけて、企業のLAN間接続や業務システムの通信基盤として需要が高かった。その後は光ファイバー網の整備やインターネットVPNなど高速・低価格な通信サービスの普及に伴い、契約数は減少傾向にある。一方、既存設備との互換性や高い可用性を重視する業務では利用が続いており、2025年末でNTT東日本で約5,000回線、NTT西日本で約3,000回線が使われている。

(2026.7.11更新)
 

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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