地域IP網 【フレッツ網】

概要

地域IP網(フレッツ網)とは、NTT東日本NTT西日本常時接続データ通信サービスを提供するために都道府県単位で敷設した、電話局(通信ビル)間を結ぶ基幹回線網

1999年に運用を開始したベストエフォート型IPネットワークで、初期のフレッツサービスフレッツISDNフレッツ・ADSLBフレッツなど)におけるバックボーンネットワークとして用いられた。同社のフレッツサービスのほか、アクセス回線フレッツ回線を用いるインターネット接続サービスにおいて加入者宅への回線インターネットサービスプロバイダISP)の回線網の中継・接続などに利用された。

NTT法の規制により県間通信はNTTコミュニケーションの管轄とされたため、都道府県内で閉じたネットワークとして運用されていたが、2003年に規制が緩和され、一部は広域化された。フレッツ 光ネクストからは後継の基幹回線網であるNGNへ移行し、地域IP網は使われていない。

(2018.5.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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