読み方:せんはちじゅうピー
1080p
動画の解像度と走査方式の組み合わせを表す用語の一つで、画素数は横1920×縦1080で207万3600ピクセル、アスペクト比(縦横比)は16:9となる。毎回の走査で画面全体を書き換えるプログレッシブ走査を行う。
1秒間に書き換える画像の枚数であるフレームレートは通常60fps(1080/60pと表記)、あるいは垂直同期周波数59.97Hzだが、30fps(1080/30p)や24fps(1080/24p)などが用いられることもある。フレームレートが同じなら、データ量および必要な伝送速度は480pの約4倍、720pの約2倍となる。
一方、同じ有効走査線1080本(1920×1080)だが、偶数番目と奇数番目を交互に走査する飛び越し走査(インターレーススキャン)を採用する方式を「1080i」という。1080pと異なり、2回の走査で画面全体が書き換わる。
1080pはスマートフォンなどの動画撮影モードで利用できるほか、家庭用ゲーム機、インターネット上での動画配信などで利用されている。30pや24pはデジタルテレビ放送の諸規格(ISDB/ATSC/DVB)の一部に規定があるが、実際の放送にはあまり使われておらず、1080iや720pが用いられることが多い。なお、ブラウン管(CRT)などでは総走査線1125本となることから「1125p」と呼ばれることもある。
(2025.8.10更新)