z/OS
同社の基幹コンピュータ製品群の中核を担うOSであり、長年の技術の蓄積に基づく高い信頼性、可用性と、数十年に渡り旧製品から連綿と連なる後方互換性により、大企業や官公庁の基幹システムとして広く利用されている。
ジョブの実行制御を行うJES(Job Entry Subsystem)、TCP/IPやSNAでの通信に対応するCommunication Serverなどの基本的な機能に加え、64ビットプロセッサ対応やWebサーバ(IBM HTTP Server)内蔵など現代的な技術環境への対応、Javaの実行環境(JVM)やUNIX系OSとの互換環境(UNIX System Services)など多様なシステム環境への対応にも力を入れている。
z/OSはOS/390の後継として2001年に登場し、それ以前のMVSやOS/VS、OS/360時代の技術資産もそのまま引き継いで活用することができる。
(2018.11.14更新)