ログファイル 【log file】

概要

ログファイル(log file)とは、起こった出来事についての情報などを、ストレージ(外部記憶装置)上のデータファイルに一定の形式で時系列に記録・蓄積したもの。

オペレーティングシステムOS)やアプリケーションソフトなどが作成するもので、利用者の操作の状況や、障害不具合警告などの発生状況、外部とのデータの送受信などを記録することが多い。

一般的には日時(ファイルが日毎に分かれている場合は時刻)と出来事を発生した順に記録していく。記録形式はソフトウェアによって異なるが、テキストファイルに改行区切りで一件一行ずつ記録していく方式がよく採用され、人間にとっても視認性が良く自動処理もしやすい。

LOGファイル (.logファイル)

ログファイルのファイル名として、拡張子を「.log」とした名前が用いられることがよくあるが、これはシステム内で他の形式や役割のファイルと区別するためで、特定の同じファイル形式で記録されているわけではない。

中身のログデータの記録形式はシステムごとに異なっており、統一された標準形式があるわけではなく、他のシステムとの互換性もない。ただし、多くのシステムは改行区切りのテキストデータとしてログを記録するため、利用者が直接開いて内容を確認したり、簡易なプログラムで解析や変換をうことができる。

(2021.4.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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