テクスチャ【texture】

概要

テクスチャとは、質感、風合い、手触り、織り方、生地、特性、構造などの意味を持つ英単語。ITの分野では、文書や画像の一部や背景などに貼り付けることで質感や雰囲気を表現するための画像やパターンのことを指すことが多い。
テクスチャのイメージ画像

もとは織物の生地や織り方を指す言葉で、転じて、様々な物体表面の見た目やその特徴などを意味する。ある特定の物体や物質、素材などの表面の質感を模して、模様や柄、幾何学的な図形などを繰り返し複製して作成された図柄のことを「テクスチャ画像」「テクスチャ素材」などという。

テクスチャマッピング

3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)では、立体物の表面の質感を表現するために貼り付けられる画像や模様のことをテクスチャと呼ぶ。そのような画像を貼り込んで質感を表現する手法のことを「テクスチャマッピング」(texture mapping)という。

3DCGでは立体の表面を小さな多角形(ポリゴン)の組み合わせとして表現している。これを単純に着色しただけでは単純な見た目にしかならないが、テクスチャ画像を張り込むことで金属や木目、岩など様々な物体の質感を表現することができるようになる。

(2025.11.10更新)

他の用語辞典による「テクスチャ」の解説 (外部サイト)