打鍵 【typing】 keystroke

概要

打鍵(typing)とは、キーボードなどのキーを叩くこと。キーの表面を指などで軽く押し込み、素早く離す動作を指す。英語では「タイピング」(typing)あるいは「キーストローク」(keystroke)という。

コンピュータキーボードはタイプライターに由来する文字入力装置で、カバー(キートップ)に文字が書かれたキーがたくさん並んでおり、これを押し込むと対応する文字が入力される。

文字を一つだけ入力するにはキーを軽く押し込んですぐに指を離す動作をい、これを打鍵という。カバー下にはバネやゴムなどが仕込まれており、抑えた指を離すとすぐに元の高さに戻り、次の入力うことができるようになる。

一方、キーやボタンを押し込む、押し下げる動作のことは「押下」(おうか)という。「押す」動作のみを指す言葉で、その後どうするのかは文脈依存である。すぐに離す打鍵の動作を指すことも、押し下げたまま抑えておく動作を指すこともある。

また、キーボードの打鍵と同じように、マウスタッチパッドなどのポインティングデバイスに付属するボタンを指で押し込んですぐ離す動作は「クリック」(click)という。特に対応する日本語の定訳は無く、外来語としてそのままカナ表記する。

(2021.12.21更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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