ネゴシエーション 【negotiation】 ネゴシエート / negotiate
通信規格には様々な設定項目や付加的な機能(オプション)が用意されており、同じ通信方式を用いて通信する場合でも実際のデータのやり取りを開始する前に同じ設定に調整する必要がある。
ネゴシエーションは機器の接続開始時に自動的に行われるもので、互いに自らが対応している項目の種類や設定値の上限や下限などの情報を通知しあい、両者が対応できる最も水準の高い設定が採用され、通信が開始される。
具体的な交渉内容は機器やソフトウェア、通信規約(プロトコル)、通信方式の種類に応じて様々だが、例えば物理層やリンク層では通信速度や誤り訂正の有無や方式、全二重・半二重といった通信モードなどが、ネットワーク層やトランスポート層では、使用するプロトコルの種類やバージョン、認証方式、暗号化の有無や方式、パケットやデータグラムなどの送受信単位のサイズなどが設定されることが多い。
(2018.11.5更新)