商用データベース 【commercial database】

概要

商用データベース(commercial database)とは、企業などが開発あるいは構築し、販売しているデータベースデータベースソフト(DBMSデータベース管理システム)のこと。

データベース自体のことを指す場合には、企業などが何らかのテーマに沿って情報源からデータを収集して構築し、外部に販売しているデータベースのことを意味する。利用者は料金を支払いデータベースアクセスし、必要な情報検索・入手する。書誌データベースや新聞記事データベース、企業情報データベース、判例データベース、学術論文データベース、官報データベースなど、様々な分野のデータベースが提供されている。

データベースソフトのことを指す場合には、企業が開発・販売するデータベース管理システムのことを意味する。有志のプログラマが共同で開発し、無償で公開されているオープンソースデータベース管理システムと対比する文脈で用いられる用語である。

インハウスデータベース (企業内データベース)

企業などが自社で利用するための情報を蓄積するデータベースをインハウスデータベース(in-house database)あるいは単に企業内データベースという。

製品データや顧客データ、受発注データ、人事データなど、社内で業務遂行のために必要となるデータを蓄積するためのデータベースである。これに対し、一般的な情報を蓄積し、外部に販売・公開しているものを商用データベースという。

(2018.8.29更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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