3階層システム 【3-tier system】 3階層アーキテクチャ / 三階層システム
概要
3階層システム(3-tier system)とは、クライアントサーバシステムの構成法の一つで、ソフトウェアの機能をユーザーインターフェース、ビジネスロジック、データベースの3階層に分割して組み合わせる手法。情報システムの機能を、利用者への表示や操作の受付を行うユーザーインターフェースを実装した「プレゼンテーション層」、業務に固有の具体的な処理や手順などを実装した「アプリケーション層」(ビジネスロジック層/ロジック層/ファンクション層/トランザクション層とも呼ばれる)、永続的なデータの記録や読み書きを実装した「データ層」(データベース層/データアクセス層)の3階層に分割してそれぞれ独立したソフトウェアとして開発する。
このような階層に分割して通信・連携方法を明確化しておくことにより、それぞれの階層に変更が生じても、修正したり入れ替えるのは当該階層のソフトウェアのみとすることができる。また、サーバ側のソフトウェアやコンピュータをアプリケーション層とデータ層で分離して独立に開発・運用することができる。特に規模の大きなシステムで開発効率や柔軟性を高めることができるとされる。
(2019.1.15更新)