DASD 【Direct Access Storage Device】

概要

DASD(Direct Access Storage Device)とは、主にメインフレームなどのコンピュータで用いられる記憶装置の分類の一つで、必要な箇所に直接アクセスして読み書きすることができる構造のストレージ装置(外部記憶装置)のこと。ハードディスクなどが該当する。

古い時代の記憶装置には磁気テープ装置のような順次アクセス(端から順番にしか読み書きできない)型の装置が多く見られたが、これと対比して、装置内のどの場所でも均等な時間で読み書き可能な記憶装置をDASDと総称した。当初は磁気ディスクや磁気ドラムメモリなどを指していた。

これらの中では磁気ディスクハードディスク)装置のみが残ったため、現代ではハードディスクを連結したRAIDシステムディスクアレイ)を指すのが一般的である。ハードディスクと同じようにランダムアクセスが可能な光学ディスク装置フラッシュメモリ装置を含める場合もある。

(2023.4.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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