バッチサーバ 【batch server】

概要

バッチサーバ(batch server)とは、企業などの業務システムで、決まった日時や間隔で実行する「バッチ処理」のために運用されるサーバ。定期的に必要となるデータ処理のために用意される。

バッチ処理データ処理方式の一つで、処理すべきデータ収集して保管しておき、一定の周期やデータ量ごとにまとめて処理する方式である。受発注データの集計処理など、リアルタイム性は低いが一定期間ごとに必要な処理を週末や夜間などシステム負荷が軽い時間帯などに実行する。

バッチサーバはバッチ処理実行するためのサーバ群で、データセンターなどに用意される。ジョブスケジューラなどで管理され、管理者が指定した日時やタイミングでジョブを起動してバッチ処理実行する。サーバの役割の名称として、データベースサーバなどと区別してバッチ処理プログラム実行するサーバを指してバッチサーバと呼ぶこともある。

(2024.7.28更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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