Exchange Web Services 【EWS】 EWS Managed API / Exchange Webサービス
概要
Exchange Web Services(EWS)とは、Microsoft Exchangeの拡張機能の一つで、外部のソフトウェアからExchange Serverにアクセスして、メールや連絡先、カレンダーなどの内容を読み取ったり編集したりすることができるプログラミングインターフェース(API)。米マイクロソフト(Microsoft)社がExchange Serverの機能の一つとして提供しているもので、Exchange Server 2007から実装された。プログラム上からExchange Serverが保存・管理しているデータにアクセスし、読み取り、保存、編集、削除などを行なうことができる。
Exchangeの機能やデータを応用した自社業務向けのカスタムアプリケーションを開発したり、管理用のツールを開発したり、オンプレミス環境とクラウド環境間のデータ移行を行う際に用いられることが多い。Microsoft 365の一部として提供されるクラウド版のExchange Onlineでも利用できる。
オリジナルのExchange Web ServicesはSOAPベースのWebサービスとして実装されているが、後にこれを.NET FrameworkベースのAPIでアクセスできるようラップした「EWS Managed API」が提供されるようになり、こちらを用いて開発するのが一般的となっている。
(2023.9.10更新)