読み方 : オンラインリアルタイムしょり

オンラインリアルタイム処理

オンラインリアルタイム処理とは?

コンピュータシステムの処理方式の一種で、端末が通信回線を通じてホストコンピュータなどに接続して、処理要求を即座に送信して実行、完了すると結果を返す方式。
オンラインリアルタイム処理のイメージ画像

業務用の大型コンピュータなどの処理方式は大きく分けて「バッチ処理」と「オンライン処理」に分かれる。バッチ処理データを一定期間蓄積してからまとめてコンピュータに投入して処理する方式であり、給与計算や月次集計など即時性が不要な業務に適している。

一方、オンライン処理は処理要求が発生すると通信回線を通じてコンピュータに即座に送信する方式である。オンラインリアルタイム処理はそのうち、コンピュータが受信した処理を即座に開始して、結果をすぐに応答する方式を指す。なお、オンライン処理には、処理要求をすぐに受け取るだけで、実行は定期的にバッチ処理でまとめて行う「センターカット処理」あるいは「オンラインバッチ処理」もある。

オンラインリアルタイム処理が特に重要とされる分野は、銀行のATMや振込処理に代表される金融取引である。残高照会や預金、引き出しといった操作は処理が完了した結果がその場で確定し、正確に反映される必要がある。同様に、交通機関や宿泊施設、催し物などのチケット予約システムも、複数の利用者が同時にアクセスする状況で在庫の二重販売を防ぐためにオンラインリアルタイム処理である必要がある。

オンラインリアルタイム処理は技術的には「トランザクション処理」によって実現される。トランザクションとは互いに密接不可分な一連の処理をひとまとまりの単位とする概念であり、処理の途中でエラーが発生した場合にはすべての変更を元に戻す(ロールバック)ことでデータの整合性を保つ。これにより、処理の途上でシステム障害や他の処理との競合が発生してもデータの一貫性を保つことができる。

資格試験などの「オンラインリアルタイム処理」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平24春 問56】 ネットワークを介して端末からの処理要求を受信し、即時に結果を返すシステムはどれか。
▼ 基本情報技術者試験
令2修1 問16】 オンラインリアルタイム処理における一つのトランザクションについて,端末側で応答時間,回線伝送時間,端末処理時間が測定できるとき,サーバ処理時間を求める式として適切なものはどれか。
平30修7 問14】 オンラインリアルタイム処理における一つのトランザクションについて,端末側で応答時間,回線伝送時間,端末処理時間が測定できるとき,サーバ処理時間を求める式として適切なものはどれか。
平29修7 問15】 あるオンラインリアルタイムシステムでは,20件/秒の頻度でトランザクションが発生する。このトランザクションはCPU処理と4回の磁気ディスク入出力処理を経て終了する。
平28修6 問14】 オンラインリアルタイム処理における一つのトランザクションについて,端末側で応答時間,回線伝送時間,端末処理時間が測定できるとき,サーバ処理時間を求める式として適切なものはどれか。
平27春 問14】 オンラインリアルタイムシステムにおけるCPUの使用率と平均応答時間の関係を表したグラフとして適切なものはどれか。ここで,トランザクションの発生はポアソン分布に従い,その処理時間は指数分布に従うものとする。
平26修1 問18】 オンラインリアルタイム処理における一つのトランザクションについて,端末側で応答時間,回線伝送時間,端末処理時間が測定できるとき,サーバ処理時間を求める式として適切なものはどれか。
平24修12 問20】 あるオンラインリアルタイムシステムでは,20件/秒の頻度でトランザクションが発生する。このトランザクションはCPU処理と4回の磁気ディスク入出力処理を経て終了する。
平24春 問19】 オンラインリアルタイム処理における一つのトランザクションについて,端末側で応答時間,回線伝送時間,端末処理時間が測定できるとき,サーバ処理時間を求める式として適切なものはどれか。
平23修7 問19】 あるオンラインリアルタイムシステムでは,20件/秒の頻度でトランザクションが発生する。このトランザクションはCPU処理と4回の磁気ディスク入出力処理を経て終了する。
平22春 問17】 あるオンラインリアルタイムシステムでは,20件/秒の頻度でトランザクションが発生する。このトランザクションはCPU処理と4回の磁気ディスク入出力処理を経て終了する。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。