読み方 : エスオーアール
SoR【System of Record】

人間の活動に伴って発生する大量のデータを正確かつ効率的に記録、蓄積し、用途に応じて計算や加工を行い、必要な形式で出力することを主な任務とする。1950年代のコンピュータシステムの商用化以降、企業や官公庁などが業務の遂行や効率化などのために構築・運用してきた情報システムの大半はこれに該当する。
一方、人間と他の人間、組織、物事などの間の結びつき、関与を作り出し、あるいは強化するために構築される情報システムは「SoE」(System of Engagement)と呼ばれ、1990年代頃から使われ始めた。近年では、蓄積された情報の加工や分析を通じて何らかの有用な洞察を得ることを主目的とする「SoI」(System of Insight)も用いられるようになっている。
(2025.1.16更新)
「SoR」の関連用語
他の用語辞典による「SoR」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「SoR」
- 日鉄日立システムエンジニアリング SAP用語集「SoR」
- NTTドコモ docomo business Watch IT用語集「SoR」
- ITパスポート用語辞典「SoR」
- SEプラス トレタンのためのテック用語集「SoR」
- WhatIs.com (英語)「SOR」
資格試験などの「SoR」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【令6 問31】 顧客との個々のつながりを意識して情報を頻繁に更新するSNSなどのシステムとは異なり、会計システムのように高い信頼性と安定稼働が要求される社内情報を扱うシステムの概念を示す用語として、最も適切なものはどれか。