ジョブネット
概要
ジョブネットとは、ジョブ管理システムでソフトウェアの実行制御を行うシステムにおいて、実行順序を指定した一つ以上のジョブの集まりのこと。企業などの情報システムのうち、メインフレーム(大型汎用機)などのシステムでは伝統的に人間がコンピュータに与える仕事の単位をジョブ(job)という。
ジョブは人間の操作により対話的に実行されることもあるが、ジョブ管理システムなど専用のソフトウェアを用いて自動実行や連続実行などの制御を行うことが多い。
その際、互いに関連する複数のジョブを一つの単位として定義し、専用の定義ファイルなどに起動順序や依存関係などを記述したものをジョブネットという。
システムによっては複数の機器にまたがるジョブネットの記述や、中断箇所からの再開や指定位置からの再実行、複数ジョブの並列実行といった高度な実行制御、進捗状況の可視化などの機能を利用できる場合もある。
(2019.12.13更新)