AMO 【Application Management Outsourcing】 アプリケーションマネジメントアウトソーシング / AMS / Application Management Service / アプリケーションマネジメントサービス

概要

AMO(Application Management Outsourcing)とは、企業や官公庁などの情報システムや、そこで稼働する業務用ソフトウェアなどの運用保守、管理などの業務を外部の専門業者などに委託すること。また、ITサービス企業などが提供している、そのような業務を請け負うサービス(AMOサービス)。

委託を受けた事業者は、発注元企業が利用している情報システムの機材やソフトウェアの追加、交換、更新や、システムを利用する従業員などからの問い合わせや依頼に対応するユーザーサポート業務やヘルプデスク業務、障害発生時の対応や復旧などを行なう。

AMOサービスERPなどの大規模な業務パッケージを対象に提供されることが多い。大規模パッケージ製品は複雑で専門性が高いが、オーダーメイドのシステムと異なり同じパッケージであれば企業ごとの違いは少なく、運用業務の集約化に向いているためである。

受託側では専門のスタッフを集めた事業所を設け、そこからネットワークを通じて各発注元のシステムアクセスして日常業務を行い、必要に応じて顧客の事業所を訪問するという形式が多い。

発注側では自社で固定的に要員などを抱える場合より低コストにシステム運用できる。自社単独では難しい、受託事業者が他社事例などで得た知識やノウハウの活用なども期待できる。

(2019.8.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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