サマリー 【summary】 サマリ

概要

サマリー(summary)とは、要約、要旨、概要、要点、要約した、手短な、などの意味を持つ英単語。ITの分野では長い文章や大規模なデータなどを集計したり要約したものをサマリーということが多い。

ビジネスソフトやデータ解析システムなどでは、ログデータや売上データなど蓄積された一件一件の生のデータを集計・解析し、グラフや表などで概況や傾向を一覧できるようにした画面や文書などのことをサマリーということが多い。

Webの分野では、検索エンジンの検索結果のページで各Webページへのリンクの下などに表示される、そのWebページから抽出した文章の断片をサマリーあるいはスニペットsnippet)という。また、アクセスログ解析システムなどで、生のログを集計していくつかの指標やグラフなど一覧にまとめたものをサマリーという。

一般のビジネス用語としても、分量の多い詳細な文書の要点をまとめた摘要や、会議の議事録やイベントの報告などを手短にまとめた文書のことをサマリーということがある。サマリーを作成する(要約する)ことを「サマライズ」(summarize)というが、日本語の口語では俗に「サマる」という場合がある。

なお、表計算ソフトなどで指定した範囲のの算術和(合計値)を求める機能や関数などの名称として「SUM」が用いられることがある(Microsoft ExcelSUM関数など)が、これは英語で「合計」を意味する “sum” が由来で、“summary” を略したわけではない。

(2020.11.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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